Screaming Flogでワンクリックでサイトマップを自動生成できます。URLを入力して、クリックするだけで、本当にサイトマップができあがります。しかも、基本的な機能は無料で利用することができます。
例えば、リニューアルを進める際に、現在のWebサイトのサイトマップを作成する必要がありますよね。それを元にして、新しいWebサイトの構成を考えたり、あるいはWeb制作会社に提案して貰うための要件定義書を用意したりしますよね。昔は、フッターにあるサイトマップのページを起点にすべてのリンクを辿りながらエクセルにコピペしていました。今は、もうその必要はありません。
本記事では、ツールに慣れていない方にも分かりやすくキャプチャーを交えて丁寧にお伝えしていきます。
Screaming Flogとは
まずは、Screaming Flog の概要についてお伝えします。
Screaming Flogは、イギリスのScreaming Frog Ltdが開発した、SEO(検索エンジン最適化)に特化したツールです。
主な機能には、サイト全体のクロール、内部・外部リンクの分析、メタデータのチェック、重複コンテンツの検出、XMLサイトマップの生成等があります。また、ページの速度分析やモバイル対応チェックなど、SEOに関する様々な問題を検出し、改善点を提案します。SEO専門家やウェブマスターにとって非常に有用なツールです。
無料版では最大500のURLをクロールできます。有料版では無制限にクロールできるようになります。有料版は、199ユーロ/年(2024年6月22日現在)、です。
Screaming Flog公式サイト
https://www.screamingfrog.co.uk/seo-spider
Screaming Flogでサイトマップを作成する手順
まずは、Screaming Flogの公式サイトへアクセスして、アカウントを作成してください。メールアドレスさえあれば可能です。ここでは、アカウントを作成するフローは割愛します。アカウントを作成後、ログインします。
【1】サイトマップを作成したいWebサイトのURLを入力します。
【2】「Start」ボタンをクリックします。
クロールが開始されます。
【3】クロールの進捗が表示されます。「100%」となれば、完了です。
あっという間にサイトマップができました。本当にワンクリックだったでしょう?
さて、サイトマップにも様々な種類がありますが、ここでは、企業のWeb担当者が一般的に扱うことが多いタイプとして、フォルダやファイルの階層構造が分かりURLとページタイトルが表示されるもの、に加工してみます。加工と言っても、こちらもワンクリックです。
【5】ツリーをイメージしたアイコンをクリックします。
これで、フォルダやファイルの階層構造が分かりURLとページタイトルが表示されたサイトマップになりました。
最後に、エクセル形式でエクスポートします。
【6】「Export」をクリックします。
ダイアログが表示されますので、ファイル名やファイルの種類(ここではExcell Workbook(*.xlsx)を選択)やダウンロードする場所を指定します。
【7】「Save」をクリックします。
ダウンロードしたファイルをエクセルで開いたキャプチャーです。エクエルファイルですので、自由に加工することができます。
まとめ
今回は、Screaming Flogで、サイトマップをワンクリックで作成し、フォルダやファイルの階層構造が分かりURLとページタイトルが表示されるものに加工し、エクセルでダウンロードする方法をお伝えしました。
かんたんかつ500URLまで無料ですので、ぜひごお試しください。
また、Screaming FlogはSEO対策に活用できる強力なツールです。サイトマップ作成以外の機能については、改めてお伝えしたいと考えています。