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2024年6月21日

【第3回】GA4でCVユーザー(キーイベントに到達したユーザー)のセッションしたページを確認、集計しよう

デジタルマーケティング GA4

キーイベントに到達したユーザーが見ているページの集計を確認するには、GA4の「データ探索」を使用する必要があります。この機能を活用することで、CVに至ったユーザーがどんなページを見ているのか行動パターンを分析できます。またCVユーザーが意外なページを多く閲覧していたりと、CVに繋がるポイントを把握することができ、マーケティング戦略の最適化に役立てることができます。

CVユーザー(キーイベントに到達したユーザー)のセッション数を集計する方法

まずは、GA4にログインします。


データ探索の画面が表示されました。
左上の【1】「探索」をクリックします。


【2】「自由形式」をクリックします。


この状態では、ディメンションや指標がバラバラなので、これから分かりやすいように調整をします。
【3】ディメンションの+ボタンをクリックします。


【4】「ページ/スクリーン」のタブを開きます。
【5】「ページパス+クエリ文字列」にチェックをいれましょう。
【6】「インポート」をクリックします。


次に指標の調整をします。
【7】指標の+ボタンをクリックします。


【8】「セッション」のタブを開きます。
【9】「セッション」にチェックをいれましょう。
【10】「インポート」をクリックします。


【11】インポートしたものが「ディメンション」と「指標」に追加されているかと思います。
追加された「ページパス+クエリ文字列」と「セッション」ダブルクリックします。そうすると探索の設定に追加されて、表にも反映されます。

【12】ただこのままでは非常に閲覧しづらい表になってしますので、余計なものを間引いて表をシンプルにしていきます。ここでは一旦、「ページパス+クエリ文字列」と「セッション」以外のものは削除します。※カーソルをあわせると×印が表示されるので、その×印をクリックして間引いていきます


これでユーザーのセッションしたページだけが表示されるようになりました。
次はCVユーザーを抽出するために「セグメント」の設定をします。
【13】これまでと同じ要領で、セグメント横の+ボタンをクリックします。


【14】「ユーザーセグメント」をクリックしてください。
セグメントは様々な方法で設定することもできるのですが、今回は分かりやすく、ユーザーセグメントから設定します。


【15】「アイテムを検索」のテキストエリアから「イベント」をクリックして、任意のキーイベント(ここでは、contact_complete_jp)を選択します。
GA4でデフォルトで計測されているイベントに加えて、CV(キーイベント)が設定してあれば、そのキーイベントも表示されます。


【16】CV(任意のキーイベント)を選択し終わったら、右上の「保存」をクリックしてください。
※タイトルもそれぞれ分かりやすいものに変更するのがオススメです


保存後、セグメントを反映させるとCVユーザーが閲覧したページのセッション数が表示されるようになります。この設定を行うことでで、どういったページをCV(キーイベント)ユーザーが閲覧しているか確認できます。今回は分かりやすさのために、ディメンションや指標を絞ったため合計値も同じになりますが、このディメンションや指標を組み合わせることで、多角的な視点での解析ができるようになります。ぜひ一度試していただければと思います。

まとめ

3回にわたって、CVユーザーに絞りGA4の設定をお伝えしました。
何のために解析するのか、はっきりした目的を持ってGA4を使っていきましょう。
私はCVユーザーの閲覧ページを集計するにあたって、大切なポイントの一部を以下にまとめました。

CVユーザーの興味関心の把握
ユーザーがどのページにアクセスしているかを把握することで、どのコンテンツが最も関心を引いているのかが分かります。例えば、商品ページ、サービスの詳細ページ、ブログ記事など、特定のページが高いCV率につながっているかもしれません。

効果的なナビゲーションの設計
ユーザーがどのようにサイト内を移動しているかを把握することで、ナビゲーションの最適化が可能です。例えば、よく訪問されるページを中心にリンクを配置することで、ユーザーの導線をスムーズにし、離脱率を低減させCVに繋げることも効果的です。

ターゲット層の特定とマーケティング戦略の最適化
CVユーザーの閲覧ページを集計することで、ターゲットとするユーザー層の特性が見えてきます。これにより、広告やプロモーションのターゲットを絞り込むことができ、マーケティング戦略をより効果的に構築することが可能です。

パフォーマンスの評価と改善
特定のページがCVにどの程度寄与しているかを集計することで、どのページがコンバージョンに貢献しているのかが明確になります。これにより、特に効果の高いページを強化し、逆に効果の薄いページの改善を図ることができます。

ユーザーの購買行動の分析
商品やサービスの購入プロセスを詳細に分析することで、ユーザーの購買行動を理解できます。どのページで興味を持ち、どのページで購入に至るのかを特定することで、販売促進策をより精密に設計することができます。
これらの集計と分析を行うことで、サイトの改善点が明確になり、ユーザーエクスペリエンスの向上やコンバージョン率の改善に繋がります。より深い洞察を得るためには、データの詳細な分析と継続的なモニタリングが重要になります。